



日本経営診断学会の理事会、全国大会があったので、大阪に行った。
「経営学入門」などを著した、神戸大学名誉教授の加護野忠男先生の講演を間近で聞くことができた。現在の日本はコーポレート・ガバナンス2.0にとどまっており、現状の法務部主導のコンプライアンス(過剰なリスク管理)、監査等委員会の設置(監査役会の廃止)、証券市場の短期思考、時価会計の強制適用、社外役員の義務化(執行と監督の分離、情報の不足)、ガバナンスの法定化などについて問題点を指摘され、企業価値向上に向けたコーポレート・ガバナンス3.0が、現在、最も重要であると指摘された。
余り時間はなかったが、ついでに大阪、京都見物をした。どこも外国人観光客が多かったが、学生達は国内、国外を問わず寺社に余り興味がないようだ。金閣寺では、英語のガイドが近くにいたので、無料で説明を聞くことができた。五重の塔がある東寺は我が家にゆかりのある真言宗の総本山だが、その歴史的価値は世界に誇れるものだと思った。
中小企業診断協会に「ものづくり研究会」が発足したので参加した。代表は、多数の著書があり、国内外で製造業のコンサルティングを実践されてきた方なので、学ぶところは多いと思う。